子どもに幸せになってほしい・夢をかなえてほしいと思うなら、母親が環境を整えてあげましょう。
いつも子どもの味方でいる事の大切さを、映画「ビリギャル」から学びました。
子どもが幸せになる育て方が分かります。
「ビリギャル」って?
2015/5/1公開、有村架純主演の大ヒット映画。
原作は「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶応大学に現役合格した話」です。
この映画の主人公は、クラスの成績ビリから、約一年半で慶応大学合格までたどり着きました。
ほんとすんごい努力!
そしてそれをとりまく母親と塾の先生がこれまたすっごくステキ!
特に母親(ああちゃん)の、子ども(さやか)に対する接し方は、見習うところが多すぎました。
子どもの幸せに必要な人!
子どもが夢を叶えるために必要な環境は
- 全力で信じてくれる人がいること
- 全力で応援してくれる人がいること
- 期待に応えたい人がいること
- 見返したい人がいること
- 仲間がいること
だという事がわかった作品でした。
全力で信じてくれる人・全力で応援してくれる人がいると、「その人の期待に応えたい」と思うのは自然な事なので、上の半分はほとんどが同一人物です。
見返したい人っていうのは、その夢をけなしたり「無理無理!どうせ君には無理だよ!」って言ってしまう人。周りに一人はいますよね、現実的な夢ドロボウ。そういう人の言葉をうのみにする、という選択肢もあります。でも「見返したい!」と思うと、夢へのスピードアップになります。
最後は、仲間です。仲間がいる事でお互い励ましあったり、モチベーションが下がった時の支えになります。
その中でも一番重要なのはやっぱり上の三つ!
- 全力で信じてくれる人
- 全力で応援してくれる人
- 期待に応えたい人
そしてそれは、母親の役割でもあると思うのです。
何があっても信じて応援する
母親が子どもの事を全力で信じて応援する事で、子どもの可能性はつぶれることがないんだって思いました。
信じて応援するっていうのは、その子に何かを期待するんじゃなくて「その子の個性を伸ばして、その子が楽しく過ごす事!」
“この道に進めば絶対幸せになれるから”と先回りして、その道に進むように仕向けることが「信じて応援する」ってことじゃないんですね。
ダメな子でも、そのダメな部分も受け入れて、絶対に見捨てない・信じて応援する!
この映画には、その母親像がしっかりありました。
愛情の土台があったからこそ
この母親(ああちゃん)は、子ども(さやか)に対して一度も「勉強しなさい」とは言っていません。
「大学へ行け」とも言っていない。
じゃあ何をしてたのかというと、いつでもさやかを信じて応援してました。
「ワクワクする生き方をしてほしい」
ああちゃんの願いはこれだけ!
さやかはああちゃんの願いを受け取って、いっぱい遊んで学年ビリになり、タバコがばれて停学になっても心は明るく、自分で塾に入ると決め、自分で大学を選び、自分で葛藤を乗り越えました。
土台は、「子どもの個性をうけいれて信じて応援する」母親の愛情だったと思うのです。
母親目線でのああちゃんの立場と活躍
主人公さやか目線ではなく、母親ああちゃん目線で状況を解説してみました。
「信じて応援する」を貫くああちゃんは、子どもへの接し方も素敵です。
家族構成
夫は亭主関白で妻の意見に聞く耳を持たない。
長女さやかは、高校の学年ビリで毎晩遊びまわる。
長男は、夫のプロ野球への夢を託され毎日毎日野球漬け。
次女は優しい小学生。
亭主関白な夫との対立
やっかいなのは、この夫!
妻ああちゃんへは「何をしても遅い」とけなし、
長女さやかへは「お前は何をしても無駄!」と言い続けます。
長男へは「甲子園出場→プロ入り」を強制し、野球を辞めたいと言い出す長男を殴ってでも続けさせようとする始末。
子育ての関心が長男へしかないので、長女さやかと次女へはまったく関心を示さず妻ああちゃんにまかせっきり。
さやかの塾の費用も「どうせ無駄だから俺はださない」といい、妻ああちゃんが夜も働いて稼ぐようになります。
そこまで頑張って金を作っているのに、「大学にうかるかどうかは関係ない。ただ、今さやかが楽しそうだから」というああちゃん。
長男の問題にも、「辛いのは長男なんだ」と夫に立ち向かいます。
さやかの塾の費用の捻出の為に学資保険を崩すことになることも、まだ小学生の次女にしっかり説明し許可をもらうって辺りが、「子どもを一人の人間としてしっかり向き合っている」と感じました。
私なら、「どうせ小学生だしわからないはず」と勝手に判断して、相談せずに崩しそうです(汗)
さいごに
若い人向けの映画だと思ってました。大学受験がメインテーマと思ってました。
でもでも、子どもを育てる上で大切な事がたくさーーーん詰まった映画!
子育てで悩んだ時、子どもとどう接していいか悩んだ時は是非是非見てほしいです(^^)
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