私の夫は物が捨てられないタイプで、かなりのモノを溜めこんでいました。
5人家族なのに、貴重な収納場所である押入れの半分以上は夫のモノ。
数年間着てない服や、ボロボロになったカバンなどの小物もギュウギュウに押し込められています。
やっかいなのが、夫は高校野球・社会人野球も経験していて、その時の思い出のユニホームやヘルメット(?)やドデカい野球バッグがかなりのスペースをとっておりました。
私からすると「もう着ることはないんだから、捨てたら?」
でも野球をなくなく辞めた夫にとっては、捨てるなんてとんでもない、思いでのモノだったのです。
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夫がモノを捨てるまで
今回夫が、その思い出のモノを自分から捨てると決心しました。
私が気を付けたことと、それまでの行動など。
コツは「あなたのモノ、多いから捨てて!」とは言わないことです!
自分のモノを片付ける
「家をきれいにしたいんだ!」という気持ちを前面に出します。
あちらこちらを断捨離したり、ひたすら自分のモノの片付けを。
「片付け中」を意識付け
私の場合は“お片付けノート”を冷蔵庫に貼ることで、夫に片付けの本気度をアピールできました☆
夫は“お片付けノート”については何も言いませんでしたが、冷蔵庫に貼ってあるので見てはいたようです。
キレイになっていく家を再確認
こんまり流のお片付けをしてからは、みるみる家がきれいになっていきました。
夫が帰宅すると、家の前には明日出すゴミ袋の山!そして家の中はなんだか広くなってるような・・・
「お!なんかキレイになってる!」と感じさせます。
「楽しい」アピール
片付けすると爽快!
片付けするとごちゃってならずに服選びも楽しい!
片付け好きかも!
と、楽しいアピール(^^)
ちなみに以前は、「片付けめんど~↓モノ捨てなきゃ~↓(どよーん)」とよく言ってました(汗)
タイミングを見計らう
こんまりさんは「家族には何も言わず」「自分のモノを黙々と捨てる」「すると後を追うように家族もモノを減らし始める」とのことだったので私も実践していたのですが、
結局夫に言いました(笑)
夫が一日休みの日の朝、「せっかくだから今日片付けしてみたら?タイミングもいいし♪」と、“楽しい事を勧める”感じで。
応援する
夫がやる気になったのを見計らって、ゴミ袋を持参。
今までは、夫の収納スペースに私や子どものモノも押し込んでいたので、それが原因でやる気が起きなかったようでした。
今回は私と子どものモノはほぼ整理済みだったので、押入れの上部は本当に夫のモノだけ。
それを伝えるとさらにヤル気になった夫なのでした。
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「北風と太陽」
「全部出すと片付けしやすいよ」と言うと、すんなり全出して捨てる物と残すものを分けていました。
「片付けするときは全部出さないとだめだよ!」と言ったら、全出ししなかったかもしれません。
家族のお片付けは、童話の「北風と太陽」に本当にそっくりです。
引用/お片付けノート(P48)
「片付けて!」「捨てて!」と言われると頑なになり、ますますやらなくなります。
「お片付け楽しいよ~。気持ちがいいよ~」という雰囲気を発しながら、少しずつ歩み寄っていくのが、遠回りのように見えても、きっと一番の近道なのではないでしょうか
引用/お片付けノート(P48)
私も長年親に「片付けしなさい!」と言われてきました。
片付けができない気持ちが分かるから、夫にも歩み寄れたのかもしれません。
さいごに
片付けは物理的なことではありますが、“捨てられない”のは精神的な問題が根本にあります。
「夫のモノ」に注目するのではなく、「夫自身」に注目して、「夫自身を尊重する」事も、夫がモノへの執着を手放せた一つの理由かな、とも思っています。
たかが「モノを捨てた」だけの話ではありますが、夫が家庭の為にな泣く泣く辞めた“野球関連のもの”を捨てたことは、夫が「これでよかったんだ」と思えてる現れだとも思いました。
片付けって奥が深いです(^^)
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