汚部屋に住んでいた頃の私は、汚部屋に慣れきっていました。
その「慣れ」は、部屋を片付けるときに必要なことに気づけなくなってしまう原因だったんです。
家の一箇所を片付けることで、その「慣れ」から脱出して、片付けに必要な感覚を取り戻そう!
汚部屋で麻痺する感覚
汚部屋に住んでいると、“生活のしづらさ”に慣れてしまいます。
- 毎朝鍵を探すのは普通
- 借りた本がなくなるのは普通
- お出かけの準備に時間がかかるのは普通
- 物を取るたびに物の雪崩が起きるのは普通
物が多いのが普通なので、イライラしながらもその生活に慣れてしまうのです。
自分が特別暮らしにくい生活をしていることにも気づいていないので、“”暮らしやすい生活”がどんなものなのかもわかりません。
私は汚部屋に住んでいる頃、そのイライラ・ストレスの原因が物が多いせいだなんて思わず、ずっと「私の性格のせい」だと思っていました。
汚部屋での生活はうまくいかないし常にストレスフル。
汚部屋の住人は、「暮らしやすい」という感覚が麻痺しています。
キッチンだけ片付ける
「暮らしやすい」を体験することで、“暮らしやすい”感覚を取り戻すことができます。
その方法が、一箇所だけ片付けること!
もちろん家全体を一気に片付けることができればそれに越したことはありません。でもそこまでのモチベーションがない場合は一箇所だけ片付けることで、「ああ!快適!」を体験できます^ ^
私のオススメは、キッチンを片付けること!
日々の生活の中で特に作業が多いキッチン。キッチンの物を先に整理して収納することで、明らかに作業がしやすくなります。
- 物を使うときに探さない
- 物を取り出しやすい
- 物を元に戻しやすい
動線上に、物が、余裕を持って収納されていることがどれほど快適か!
「使いやすいって、こういうことなのか!快適って、こういうことなのか!」ってことを実感できます^ ^
不便に気づくことが片付く近道
「快適」を体験すると、「不便」に気づけるようになります。
不便なことに気づいたら、「ここを快適にしよう」と思うことができます。
不便なことに気づくことができれば片付ける目的がはっきりするし、快適にする為の方法として「まずは整理する」を知っていれば、片付けはどんどん進むはず!
一箇所を快適に片付けることが、他の場所を片付けるきっかけになります^ ^
さいごに
以前は、一番嫌いだったキッチン。
でも今は、一番お気に入り場所です。
使いやすく収納されたモノと、掃除しやすくスッキリさせた壁。
最近、グリーンにハーブを置いてみたりして、窓を開けて風を通すとハーブのいい香りも風に乗ってきます。
「私は、これが好きなんだな、心地いいんだな」
その感覚が、他の場所を片付けるときにも生きてきます。
汚部屋の住人が片付けできないのは、この感覚がわからないことが原因。
性格とか生まれつきとかそんなんじゃなくて、快適のビジョンが持てないから片付けてもスッキリしないんです。
一箇所片付けると、“キレイ”は他の場所にも広がっていく!
一気に全体を始めるのもいいけど、主婦にはキッチンを徹底的に整理収納することをオススメします^ ^
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