こどもが幼少期を過ぎて、小学校高学年から高校生になってくると、幼少期の頃とはまた違う問題が出てきますよね。
- お部屋が汚い。片付けをしない・・
- 宿題をしない。スマホを見過ぎ・・
- いうことを聞かない。反抗期かな・・
そんな問題に対して、各分野で各解決策が提案されます。
片付けしないなら、まずはものを減らそうとか
スマホの見過ぎなら、ルールを決めようとかね
でもその前に、もっと大事なことがあるよねって話です。
先日ショッキングなニュースを見て、とても考えさせられたので、私が思っている「家族問題の解決方法」を書きたいと思います。
スマホの使用方法で意見が別れて、母親を殺害した女子中学生の事件
先日こんなニュースがテレビで流れてきました。
「家族が刺された」と110番通報が寄せられたのは、16日午後11時50分頃のことだった。
通報を受け、警察が牧之原市内の住宅を訪れたところ、40代の女性が室内で倒れているのを発見。
女性の体には刃物による複数の刺し傷があり、搬送先の病院で死亡が確認された。
警察は、その場にいた13歳の娘が殺害に関与した疑いがあるとみて、身柄を保護した。
中学1年の娘(13)はその後の調べに、事の発端を「スマホの件で話し合っていた」と話しているという。
Yahoo!ニュース
びっくり!衝撃!
うちにも来年中学校に上がる長女がいるしスマホを持ってる。
我が家でもたまに「スマホ見すぎだよー」と声をかけることがあり、他人事とは思えません。
いやでも、
お母さん殺しちゃうなんて・・・えーーー!!!
悲しすぎる涙
「スマホの使い方」が原因の家庭問題は多くなってきている
このニュースきっかけに知ったんだけど、スマホの使用方法に関しての問題ってどんどん多くなってきてるんだとか。
小学生の親子を対象としたアンケートで、「子どものスマホを取り上げたことがある」親は60.7%いるという。
主な原因はスマホの長時間の利用などとなっている。
また、「その後、子どもとの関係が険悪になった」親は44.6%いるという。
Yahoo!ニュース
スマホって、大人でさえ使い方気をつけないと、ついつい見過ぎたり中毒になったり、そのせいで本来やることができなくなるってこともある、『使い方次第でリスクあり!』なもの。
こども、特に小学生なら、そりゃー見過ぎになる可能性も上がるだろうし、でも時代的にスマホが主流だし、どうすれば良いんだろう?
紹介されていた、スマホ発端の家庭問題の解決策は?
ということで、スマホ問題の解決策は以下のように紹介されていました。
- スマホ使用のルールを決める
- ペナルティは明確にする。
- フィルタリングをかける
うんうん。確かにね!
確かにそうなんだけど・・
- ルールを破ったからペナルティを課すと余計に反抗が強くなった
- フィルタリングをしてもしっかり機能しない
という問題もあるので、表面上の「解決方法」ではカバーできないよね、って思うんです。
フィルタリングの設定に関しては、web上のコンテンツが多様化していて、フィルタリング機能が追いついてません。
それはもうどうしようもないんだけど、
ルールやペナルティに関しては、「子ども自信が納得してたのかどうか」「ちゃんと話し合えたのか」が肝ですよね。
どんなやり方をしても、関係が良くないと何の意味もない
その道の専門家が解決策として方法を提示していても、そもそもの親子関係が良くないと、何の意味もないと思うんですよね。
普段から、
- 親は自分のことを理解していない
- 親に何を話しても、自分の意見は聞いてくれない
- 親のことが嫌い
子どもが親に対してこう思っていると、子どもは親に右ことに対して“耳が閉じた”状態になってしまいます。何を言っても無駄な状態ってこと。
だから、スマホ使用のルールを決めるとかフィルタリングをかけるとかも大事だけど、その前に『親子の関係を改善する』ことがめっちゃ大事だよねー!!と思うんですっ!
- 親は自分のことを理解している
- 親は自分の意見を聞いてくれる
- なんだかんだ言っても親が好き
子どもが親に対してそう思ってくれることが、良い関係につながるし、スマホ問題含め色々な家庭問題の解決の基礎になる!
良いコミュニケーションしてますか?ってことですね!
子どもが自分の部屋を片付けしない問題も同じ
整理収納アドバイザーをしていると、よく相談されるのもこのタイプの悩みです。
- 子どもが部屋の掃除をせず汚部屋になっている
- 片付けをしない
どうやったら子どもが片付けするようになりますか?
それに対して、お片付けするノウハウとしてはいろいろあります。
- まずは明らかなゴミを捨てよう!
- 「なぜ片付けたいのか」を考えよう!
- 使ってるものと、使ってないものを分けよう!
- 理想の未来に要らないものを分けよう!
- 使ってるものを、使いやすい場所に収納しよう!
とかとか・・
でもそんなノウハウも、関係が悪い親子に対しては無力です。
まずは!こどもの気持ちに寄り添って信頼して、親の理想に沿うようにコントロールしようとしない!
それが大事だと思うんです。
さいごに
ということで今日は、スマホ使用での意見の食い違いから悲しい事件になってしまったニュースから、思ったことを書いてみました。
さいわい私の場合、もともと出来が悪かったのもあって、子どもに対して大きな理想もなくなんら強要もしてこなかったおかげで、結果のびのび素直に育っているなと感じています。
ただ、まだ思春期の反抗期前。
これからいろんな問題が出てくると思うので、問題解決の土台になる「良い関係」を作っていけるように、力を抜いて子育てしていこうと思います。
親子間での悲しい時間がなくなりますように・・!!
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