初対面の人に、「整理収納アドバイザーをしている」というとお片づけの相談をされることがあります。
片付けは好きなので、お話を聞いて見るのですが、「子供が片付けない」と悩んでいる人ほど「自分」と向き合っていない人が多いなーと気付き始めました。
この記事では、「じゃあどうすればいいの?」という点をお伝えしたいと思います(^ ^)
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子供はコントロールできない
「過去と他人はコントロールできない」とよく言われます。
そして子供といえども他人。
他人というとなんだか冷たいですが、別の体・別の思考を持つ『私とは別の個体』として考えると確かに他人なんです。
だから、子供はコントロールできません。
「(子供が片付けられないから)家が片付かない」という考えは、子供の行動に依存していて、子供が変わらない限り片付かないということになってしまいます。
「子供部屋が片付かない」実は??
以前にお片づけ番組住まいのダイエットで、「子供部屋が片付かない」と悩んでいる人のお宅に古堅順子さんが訪問した時のことです。
確かに、子供部屋は物が溢れてごちゃごちゃ!
そのほかのリビングやキッチンは整理整頓されていて、奥様が毎日せっせと片付けをしている様子が伺えました。
「何度言ってもまたすぐに散らかる」
涙ぐむほどの深刻な悩み。
これはまさに「子供が片付けないから片付かない」というストレートな例かと思われました。
親の物を整理すると解決!
しかし!
いざ整理を始めて見ると、押し入れやクローゼットや納屋は、親の物でぎゅうぎゅう!
その後ブログで、古堅さんは「子供部屋が片付けられないという人ほど、実はものを溜め込んでいる」というようなことを書いてました。
※その時の古堅さんのブログ記事はこちら★
「自分が見えてない」のは親の方
私が、同じような悩みで相談に乗っていても感じます。
自分のことそっちのけで、
「子供の物ばかりに注目している」
という状況。
育児中は自分に向き合う時間が取れなくなって、代わりに子供のお世話をしたり心配したりと、自分のことより子供のことを考える時間が多くなります。
だから、当たり前っちゃ当たり前なのかもしれない。
でも、「子供の物が片付かないから、家が片付かない」という色眼鏡を取らないと、状況は良くならないんです。
絶対原則!「まずは自分から」
私が変えることができるのは、私自身だけです。
私の子供といえども、私の思い通りに変えることはできません。
あなたが変えることができるのは、あなた自身だけです。
あなたの子供といえども、あなたの思う通りに変えることはできません。
自分と、未来は変えることができる!(熱血!)
「子供が片付けしない」と悩んでいる時間があったら、まずは自分がコントロールできる自分の物から始める必要があります。
それが、遠回りに見えて確実な近道(*^^*)
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母親の状態が、映ります
自分の物・自分のテリトリーが片付いてないと、心がざわざわしてイライラするんですよね。
そのイライラした状態で散らかった子供部屋を見て、「何度言ったらわかるの!片付けなさーーーい!!」と怒鳴る!
母親のイライラ言葉を浴びた子供にも、そのイライラの状態が移ります。
ここで思い出して欲しいのが、
心の状態=部屋の状態
ということ。
もしこの時、母親の心の状態が安定していたらどうでしょうか。
散らかった子供部屋を見て、怒鳴るより先にまず子供の様子を観察するという余裕ができるはず。
- 今は宿題をしているから、後から声をかけよう
- 「洋服が選びにくいだろうから、一緒に整理しようか?」
- 「ベットが綺麗になると気持ちがいいよ♪」
- 「片付けの手伝いが必要だったら呼んでね!」
穏やかな状態で出た言葉は、相手も穏やかにさせます。
強制的じゃなく、「やろうかな」って自ら思わせる効果がある!
「心の状態は、部屋の状態」です。
同じ“散らかった子供部屋”を前にしている場面でも、母親のその時の心の状態で、少しづつ変化が起き始めます。
じゃあどうやって穏やかでいられるのか?
自分の物、自分のテリトリー、自分がコントロールできるものを、整理してスッキリさせていると、穏やかでいられることができるんです(*^^*)
さいごに
片付けられる子もいますが、今のやり方で片付かない場合は、その子に対して今のアプローチは合わないということ。
ということは、今までのやり方を変えないといけません。
その時気づいて思い出して欲しいのが、
「自分の物・自分のテリトリーはスッキリ片付いているか?」
まずは自分と向き合うことで、「子供が片付けない問題」も合わせ鏡のように好転していきます(*^^*)
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